小田セン。

好きなものは、好きなままでいられるように。

プリパラ136話「3年目のテッパン」137話「決戦!神アイドル」感想

神アイドルグランプリファイナルもとうとう決勝戦

最後のカードはやはりこうなったかという、そらみスマイルvsドレッシングパフェ。

最高の仲間であり、最大のライバルでもある両チーム。

1期から続く因縁に、遂に決着の時が―――

 

勝戦前日の136話。

一回戦での辛勝を機に、修行の旅に出ていたドレッシングパフェが遂にパラ宿に帰還する。シオンは頭脳を高め、レオナも力をつけ、ドロシーは怪しいくらいに心が綺麗に…(

一方そらみスマイルも、連日のトレーニングの休憩にと、この日はオフ日。そんな中、ドロシーは6人でお好み焼きパーティーをしようとしていました。

プリパラ内に鉄板を持ち込んで始まるパーティー。6人は思い出話に花を咲かせる。ドレシの結成、そして対立、ある時は協力、そしてある時は別離…この3年で色々あったからこそ、こうした話も弾みます。

敵同士ではあるものの、それ以前に今や6人はそれだけかけがえのない仲間になっている。だからこそと、らぁらは決勝を前に6人でライブをしようと提案します。久しぶりの「Realize!」と懐かしのアイドルコーデでの6人ライブを経て、両チームは改めて決戦への決意を固めるのでありました…

 

そして決戦の137話。

先行のそらみは新作コーデのスターリィコーデを纏い踊り歌う。対するドレシもこの為に用意したムーンライトコーデを纏い熱唱する。

この3年間で紡いだ軌跡とともに、神アイドルへ!

両チームとも、これまでのすべての想いを詰め込んだ渾身のメイキングドラマを見せつけ、最高のライブを演出しました。

そして運命の投票はというと、またしても、いつか見た同率という結果に…

しかし、マネージャーやめが兄ぃの必死の呼びかけで、僅かに、少しずつ、1票ずつ上乗せされます。そらみが少し上がる。いやドレシも。また票が入る。まだか。今度こそ…

抜きつ抜かれつのシーソーゲームに、観客のボルテージも次第に上昇していきました。そして遂に、決する瞬間が。

その差わずか3ミリという僅差で勝利したのは、そらみスマイル。と同時に、神ドレスの像も完全に砕かれ、これによりそらみスマイルのらぁら、みれぃ、そふぃの3人は遂に栄光の「神アイドル」となりました。

…が、まだ終わって無かったのです。

それはいわゆる「挑戦権」を手に入れたに過ぎなかったのです。

正真正銘の「神アイドル」の称号を得るには、ジュリィとジャニス、二人の女神と戦い、勝利しなければならないと…!

 

1期の中盤から始まった、そらみとドレシの因縁。しかし、これまで何度戦っても、両者引き分け、若しくはシーソーゲームに終わるという結果が続き、そうこうしてる内に徐々に友情が深まり、更に新たなライバルの登場、そして2期のチームシャッフルによる別離と融和が続いた結果、いつしか「ライバル」という意識が薄れていったのは視聴者としても否めませんでした。神ヘアアクセ大会でもまさかの両チーム勝利でしたしね…(

だからこそ、今回の戦いは、巡りに巡った関係を一度「ライバル」という立場に立ち返って、かつ、これまでお互いに紡いで来た友情とともに「神アイドル」という「頂点」へ立たんとする、シオン的に言えば「切磋琢磨」な勝負となりました。

「HAPPYぱLUCKY」「CHANGE! MY WORLD」と、両者とも1期の激闘の頃のナンバーをチョイスした辺りも、この戦いが1期の延長という原点回帰であるのを物語っています。

そのうえで僅差ながら付いた「決着」。それはつまり両チームの因縁にひとつの区切りが付いたという事でもあります。2年半もかかって…ほんと、長い戦いでした。

…ここまで両チームの因縁を2話も使って丁寧にケリを付けさせたのを考えると、やっぱらぁらの代は今期で終わらせる気マンマンだったのが垣間見えますね。大人の事情の罪は深い(

そして今度は女神との直接対決。まさに「最終試験」といった所でしょうか。

今まさに、新たなアイドル・マイソロジーが始まろうとしている…!