小田セン。

好きなものは、好きなままでいられるように。

アイドルタイムプリパラ14話「ガァルマゲドンがきた!」感想

パラ宿が爆発四散というにわかには信じがたい事件を起こし、追放処分を受けたアイドルがいる。

だというのに、当の本人はむしろ名誉だとご満悦。そんなストリートの暴君めいたアイドルだなんて、いったい何者なんだ?

その名はガァルマゲドン。

黒須あろま、白玉みかん、そしてガァルルの、プリパラのお騒がせトリオが、新天地・パパラ宿で猛威を振るう…!

 

・すごい クソガキが 来たもんだ

パパラ宿に籍を移すという事でアボカド学園に転校してきたあろまとみかん。さっそく寮の自室を二人色に大改装ビフォーアフターしちゃってます。

そして授業中に肉まん食うわスモーク焚くわ魔法陣描くわピザまん食うわ理科室爆破(またか!)させるわカレーうどんぶちまけるわ…これにはババリア校長も御冠。アボカド学園でも相変わらずのクソガキっぷりです。…グロちゃんもこんなトンでもない問題児を相手にしていた上に他にも問題児抱えてると思うとやっぱパラ宿は色々とおかしい(

 

・あろまの「魔術」

そして当然のように図書室内に自分の書斎を設けるあろま。\おもむろに開く預言書にはパパラ宿支配すべく悪魔は小悪魔を得て力になる。と記されてるという。そしてアロマットカードが示したのは、太陽。光ある所には影がある。そして影は…とあろまが指をさした先には、気弱な少女がひとり。

少女の名は幸多みちる。昔から右肩が重く、ずっとそれに悩まされており、肩こりに効く本を探しにと図書館に来ていたのですが…

威圧感ある転校生に突然指をさされ戸惑うみちる。しかし、あろまが指さしたのは、みちるではなくみちるの右肩。なんとそこに小悪魔が潜んでいるというのです。

 とはいえ、話が出来ないのではどうしようもないという事で、宿主のみちるを引き入れる事に。突然の悪魔の囁きに怯えるみちるでしたが、仲間になれば小悪魔を祓ってやると、あろまの巧い口説きであっという間に屈するのでした。あろま「様」って…ちょろい(

まさしく魔術の如き口説きでみちるを堕としたあろま。しかしこれにはカラクリがあるのが今回描かれていました。みちるの右肩に小悪魔が潜んでいると見抜いたものの、 実はそんなのいないと後々あろまの口から語られたのです。 

あろまはあの時、みちるが右肩を押さえ、肩こりの本を持っているのをみて、そこから一発カマをかけたのです。預言書やアロマットカードのくだりも、みちるを見て「こじつけ」たのでしょう。

あろまはこう見えて、過去にもみれぃのキャラが「ぷり」「ぽっぷすてっぷげっちゅー」だけの薄いキャラであるのを見抜いていたりと、相手の本質を見抜く観察眼が優れているのです。それ故に相手の心を突くイタズラが得意なのは知っての通り…久しぶりにあろまの魔術を目の当たりにしましたね。

とはいえ、そんなあろまにも弱点はあります。それは予想外の事にはテンパる事。みちるが中学生で先輩であるのをらぁらとゆいの指摘で知った際は、初っ端から高圧な態度とったもんだからかなり戸惑っていました。それこそ高圧な態度でごまかしますが、冷や汗を流してるのを見るにだいぶテンパってるのは以前も見られてますね。

しかしそれですらプラスに持って行けるのは流石あろまというか。ひびきが他とは別個に「アクマ」と評したのも頷けます。

 

・引かれあう何か

プリパラ内の存在であるボーカルドールなので、船でパパラ宿のプリパラに到着したガァルル。ネコ姉とともに新たな住処を探すのですが…そこで何かに引かれるようにたどり着いたのは、ファララの時計塔。らぁらやゆいでは開かなかった扉が開き、中に入れてしまうのでした。やはりファララは…と思う所はありますね。しかしその先の扉は何故か開かず。

ガァルルはこの時計台に住むことにしました。そしてその部屋には卵がひとつ。ガァルルは大切に温めるのでした…やっぱガァルルは良い子(ご飯にかけて食おうとしたゆいの方を見ながら)

一方、地獄の使者と聞いてほのかに気が合うのではと喜んでいたミミ子。しかしアイドルだと知ってまたしても憤るのでした。女子プリを受け入れた校長と袂を分かった憤怒の少女は、新しい世界を見れるのか…というのは、まだ先のお話なのでしょうな。

 

あろまとみちるのファーストコンタクト。ゆいがらぁらと、にのがシオンとで繋がりが生まれた事から、みちるはおそらくあろまと…とは思っていましたが、まさかの即堕ちとは…悪魔の下僕と化したみちるの運命はいかに。