小田セン。

好きなものは、好きなままでいられるように。

アイドルタイムプリパラ15話「ミーチルみちる」感想

肩こりに悩む幸多みちるの平穏な生活は、異郷より訪れし悪魔との出会いによって終焉を迎えた。

己の運命を受け入れた時、太古の彼方から伝説のアイドルが甦る―――

決めるぜ覚悟!レッツゴー覚悟!な衝撃のみちるデビュー回。伝説がいま始まる。

 

・もう契約しているのだから

前回はみちるをまんまと下僕に仕立て上げ、その勢いで今度はプリパラへも誘おうと企てるあろま。一方で「アイドルなんて無理無理無理!」と拒絶し逃げ回るみちるの前に現れたのは、ただひとりプリパラを嫌い続けるミミ子。そんな我々は同志ということでみちるを逃がすのを手助けます。しかし相手が悪かったな!先回りしていたあろまにあっさり捉えられるのでした。

あろま曰く、右肩の霊は、煌びやかな服を着てステージに立ちたいと言っている。そんな霊、いったい何者なのか…それはオカルト雑誌、月間プーに記されていました。太古の時代、大いなる繁栄を築いたものの、突如として海の底に沈んだと言われる伝説の文明、プー大陸…その巫女にしてプリンセスが右肩の霊の正体だという。名はミーチル。そのミーチルがみちるをプリパラに導いてるというのです。まぁこれも前回言ったようにあろまのノリによる出まかせ…なんでしょうけど(

翌日。優柔不断なみちるを見て、にのは断るなら断れと一喝。断るために一緒にあろまの部屋に上がり込みます。しかし、そこで見つけたのは、あろまが昨晩描いたコーデのスケッチでした。小悪魔の晴れ姿がみっともないのでは恥をかくと、みちるの為にデザインしていたのです。あろまにとってみちるはもう大切な仲間。故に全力でお膳立てするのも当然だと。脅してもてなす。それがあろま流おもてなし…

こんな美しいコーデを着こなせるのか…と不安がるみちる。しかし、大丈夫、自分を信じてとらぁらやゆいの助言を受けて、遂にみちるはプリパラへ行く決意を決めました。…愕然とするにの。ドンマイ(

 

・甦る太古の姫君

という訳で、みちるも遂にプリパラへ。あろまがデザインしたコーデはそのまま新ブランド「メルティリリィ」として登録される事に。あろま、すっかりブランドデザイナーと化してますな。そしてゆいの言うとおり、みちるはそのコーデを見事に着こなします。きっと良いアイドル像になるのだろう。

だが奴は…弾けた。

なんということでしょう、プリパラチェンジしたみちるは、相手の前世が見えると言い、そして自身を太古に沈んだ伝説のプー大陸の巫女にしてプリンセス、ミーチルであると自称する、濃厚なミステリアスキャラへと変貌してしまったのです。「無理無理無理!」とあれだけ言ってたのが、「妾は出来る!出来る出来る出来る!」と逆転してますがな。こ、これは…右肩の霊が完全にみちるを乗っ取って…んな訳あるか!なりたい自分を信じた結果がこれだよ!(

…プリパラチェンジすると性格が丸っきり変わる。というのは以前もちりという前例がありました。が、ちりの場合は「内なる自分が解放された」のに対し、今回のみちるの場合は「あろまの入れ知恵が元で形成されたキャラ」であるのを考えると、またしてもあろまはとんでもない事をしてくれたなと…いったいいくつ業を増やすのか(

前回ガァルルが手に入れ、丹精込めて温めていた卵はミーチルの元へ贈られる事に。そして卵から帰ったのは羊のピツジ。ミーチルはピツジがかつて大臣だったカルマという事で(どういう事だ…)マネージャーに任命するのでした。

ミーチルのライブは「妖艶」としかいいようがないセクシィなもの。妖艶さでいったらそふぃもひけをとらないんですが、なんせあろま仕込みのダークさもあってよりミステリアスな感じが漂わせます。そのダークさにあろまも期待以上だよ汗を垂らすのでした。いやだいたいお前のせいだよ(

そんなミーチルでしたが、プリパラから出てみちるに戻った瞬間、ハジケまくっていた自分に赤面するのでした…完全に黒歴史に封じ込めたい案件ですねこりゃ。うーんミステリィ

 

・時の祭壇

さて、今回はもうひとつ動きがありました。

再び聞こえるハープの音。ゆい達は再びファララの時計塔に駆けつけ、一行は以前ガァルルでも開かなかったドアの前に来ました。が、ゆいがノブに手をかけると開き、扉の先にあった階段を上った先にあったのはまた扉。今度は開けようとした矢先に勝手にドアが開き、一行が入った先にあったのは、ひとりハープを奏でるファララの姿が。遂にファララの祭壇にたどり着いたのです。

なぜあの少女がそこにいるのか…と聞こうとした矢先、再びハープの音や止み、ファララはまた時が止まったかのように眠りにつくのでした。前々からそうでしたが、マスコット達がファララを心配するのも気になります。現状この3匹、「時」と関係が深い「干支」の生物でもあるので、何か関係があるのは確実なのですが…うーむ。ミーチル関係ないけどミステリィ

 

プリパラのキャラにまともな奴はいない…そのため、みちるのデビューは結構覚悟してはいましたが、よりにもよってあろまの入れ知恵であそこまで濃厚なキャラになるという展開になろうとは…13話以降毎週ガァルマゲドンが大暴れし続けておりますな。

ゆいとらぁらはアイドルへの夢、にのとシオンは勝負師と、それぞれ繋がりがありましたが、みちるとあろまを繋げたのはまさかのオカルト。悪魔とネタ被りだしそれはないと思っていましたが、霊的の方を持ってきたのはちょっと意表を突いたというか。悪魔、天使、怪獣、そしてサーヴァント…まさにガァルマゲドンファミリーというべきでしょうかね。

そして、結局デビューしてしまったみちるを見てひとり激昂するミミ子。次回はそんなミミ子が…というお話だそうで。…早くね?と思いましたが、もはやアボカド学園のほぼ全体が女子プリを認めてる以上、あまり引っ張る必要もないのかも…果たして。