小田セン。

好きなものは、好きなままでいられるように。

アイドルタイムプリパラ19話「旅立てアイドル!レッツ・イゴー!」感想

第2回アイドルタイムグランプリの成功を以て、パパラ宿のプリパラは遂に完成を遂げました。さぁこれからも盛り上げて…と思いきや、らぁら、ゆい、にの、みちるの4人には、ここを出てって貰うようめが姉ぇから告げられるのでした。何故に?

パパラ宿の完成を以て、らぁらの「出来たばかりのパパラ宿を盛り上げる」という神アイドルの使命は達成されました。つまりらぁらの役目はここで終わる…のですが、ここからが本題。

ゆい、にの、みちるの3人は、グランプリでのライブの素晴らしさから、パパラ宿の応援大使に任命されました。そして3人は、夏休みを利用して全国各地のプリパラを巡る、アイドルタイムシステムのプロモーション活動を命じられたのです。らぁらは今度は3人の補佐をして貰うという事です。また二人で一緒にいられる事にゆいとらぁらは喜ぶのでした。

というわけで新展開、アイドル全国行脚編、始まります。

 

・ペン台プリパラは分断中!?

ババリア校長の引率でゆいとらぁらが向かった先は、トウポク(東北)地方のペン台(仙台)。なおみちるは「ムリムリムリムリムリ」と欠席、にのもフットサルの試合に出るため後から駆けつけるとの事。寂しい旅だな…

早速ペン台のプリズムストーンへ。そこで道案内してもらったのは、ちょうどプリパラへ行こうとしていた吹子ちゃん。チューバのヘアアクセがチャームポイントですが、それもそのはず、彼女は地元の吹奏楽部のチューバ担当なのです。

してしてプリスムストーンに到着。東北訛りがキツイめが姉ぇがお出迎え。そしてアイドルタイムシステムのプロモーションとして、「お試し」でシステムが実装されました。地元民が気に入らなかったらそれっきりという事。二人の手腕が試されます。

という訳でプリパラにインするのですが…中央が線で区切られ、鬼気迫る二つの勢力が火花を散らす真っ最中の殺伐とした世界がそこにはあったのです。

サックスチーム代表の音美、トランペットチーム代表の奏。二人は吹奏楽部の次期部長を巡って半年もの間争い続け、遂にはプリパラ内で派閥争いになる程に。それにケリを付けようと、今回2人はお互いに「助っ人」をスカウトしてきました。が、その助っ人というのがなんと、音美側はウェスト姉弟、奏側はシオンと、両者ともドレッシングパフェのメンバーだったのです。

 

・ドレッシングパフェは衝突する

思わぬ場所での再会。しかし、ドロシーは街中で行き倒れていた所を音美に助けてもらった礼があり、シオンも参道で倒れたところを奏に救ってもらった礼もあって、お互いにそっちが来いと張り合い、それがきっかけで変な張り合いがエスカレートする始末…些細なことでぶつかり合うのはほんとドレシらしいなと(

そして話は、シオン一人で修行に出た件に。チームの為だと主張するシオンに対し、ドロシーは3人でいてこそチームだろと反論し、ますます事態は拗れていくばかり…そんな二人を仲裁に至ったのは、やはりレオナでした。

レオナは知っていました。旅費を稼ぐため、屋台を牽いて雨の中風の中西へ東へ、手に傷がつくほどにシオンを探し回っていたのを。そして、夜中に独り、シオンに会いたいと泣いていた事も…ドロシーがそこまでして「仲間」を想っていた事を知ったシオンは、2人に「3人」でのライブをもちかけるのでした。

久しぶりの「No D&Dcode」。やっと再集結できたドレッシングパフェの絆のこもったハーモニーは、分断していた観客の心をひとつにし、音美と奏も仲直りしました。シオンの新たなSCRは、その絆の証。という事なのでしょうな…

ドレッシングパフェは一人一人の個性が強すぎるため、些細な事で喧嘩になるのはもはや日常茶飯事です。しかし、その後にはもっと絆が強くなるのもまた事実。

シオンが蕎麦、ドロシーが天ぷら、そしてレオナがめんつゆ…相反する二つの料理を繋げるのがめんつゆという、以前にも描かれていたドレシの3人のたとえが如実に描かれていました。そしてそれは、奏と音美、そして吹子にも当てはまります。シオンとドロシーの口論が拗れ、ますます悪化していた雰囲気を真っ先に吹っ飛ばしたのは、ステージ中に鳴り響く吹子のチューバでした。レオナと吹子、強い心と優しさを兼ね備えた2人のような存在が、チームを支えていくんですね…

 

・To Be Continued…

そんなこんなでペン台もアイドルタイムシステムの導入が決まり、隅に時計塔が建ちました。というか後付けならアレ増設するだけで済むんですね…パパラ宿のTV局のあの外観は単に新しく建てられたからってだけか(

そしてまたしても黙って去っていくシオン。ドロシーとレオナ、そして合流していたにのが止めようとしますが、シオンは、自身が旅に出るのは、未知なる地へ行く先々で何者かに先を越されており、その者に追いつきたいというもう一つの理由があると言い残して去っていくのでした…

…「いっちばーん」という書置きを残してる時点で、どう考えても「あの人」しか思い浮かばないんですが、もしかしたら別の人とか、今期のうちには回収されないネタとか、そういう可能性もあるので今の時点ではなんとも言えませんね…(

 

それにしても今回は、定禅寺通りからの、るーぷる仙台仙台七夕、大観音、ずんだシェイク、牛タン、そして「おばんです」と、ふざけたご当地ネタになる事が多いプリパラにしてはやったら仙台成分が強いなぁ…と思いましたが、そういやそもそもプリズムの生みの親が仙台出身ですから、色々と詳しかったんスかね…音美と奏も中の人はこれまた仙台に縁のあるWUGの方ですしね。これでWUGのプリパラ出演者は4人に。

ペン台でのプロモーションを無事終え、ゆい達が次に向かうのは更に北のポッカイドウ(北海道)。旅はまだ始まったばかり…