小田セン。

好きなものは、好きなままでいられるように。

What's your Pretty Magic!

 odasensekiyuna.hatenablog.com

 遂に「次」へ進む時が…とか書いてから3年と数か月。

「その次」もやってきちゃいました。
いやほんとすまん…ここでプリチャンのことあまり書けなくって…(

2010年に筐体が稼働スタート、そして翌年2011年にアニメが始まり、昨年2020年、遂に10周年を迎えた「プリティーシリーズ」。

その10周年を記念すべく、4世代目となる新たなタイトルが遂にヴェールを脱ぎました。

その名も、「ワッチャプリマジ!」!

 

プリマジ、それは、歌とダンスとファッションで、魔法のように輝くエンターテイメント。
主人公、陽比野まつりは、そんなプリマジとお祭りが大好きな中学1年生。いつかプリマジに出る事が夢な彼女だが、ある日、魔法使いであるみゃむと出会ったことで、プリマジが本当に魔法で繰り広げられていることを知り、そして二人でプリマジの頂点へ目指す…というのが現在明かされているストーリー。

これまでのプリティーシリーズで脈々と受け継がれている「歌」「ダンス」「おしゃれ」の3要素に、本作は「魔法」を加えたのがプリマジの世界観。

プリティーリズムは「スケート」、プリパラは「アイドル」、そしてプリ☆チャンは「配信者」と、これまでその時代時代における「女の子の夢」を汲み入れたモチーフ選定をしてきましたが、今回は王道の「魔法」を入れ込んできたのは意外でしたね。
ただ、ぶっちゃけ言うとプリチャンが「リアルSF」に振り切ってただけで、プリリズ・プリパラでは割と「ファンタジー」寄りな世界観ではあったので、ある意味少し流れを戻した…という印象ではありますが。
プリティーミュージアム」に行ったことある方や、「プリパラ設定資料集」を読んだ方なら分かると思いますが、プリパラも初期デザインは「魔法」感ありましたからねぇ。

このようなモチーフ選定、こちらの記事

www.4gamer.net

でT2A大庭氏が、アーケードゲームを「非日常」とし、そして「非日常」を象徴するものとして「魔法」を採り上げていたというコメントしていましたが、個人的に「あ~~~~そうかぁ!」とすごく腑に落ちましたね。

今日、アーケードゲームを取り巻く環境はかねてより非常に厳しく、そしてここ最近のコロナ禍はそれに拍車をかけ、閉店を余儀なくされるゲーセンも少なくありませんでした。客側としても、緊急事態宣言などで余計にゲーセンに行きづらくなる環境になってしまいましたしね。
そうした、「アケゲーが身近じゃない」という現状を逆手にとって、「アケゲーという非日常」という逆転の発想をぶつけていく姿勢は、まさにウィンターライブの時でも見せた「転んではタダでは起きない」を地の地で行ってます。

また、前作「キラッとプリ☆チャン」では、「動画配信」というテーマを下敷きに、進化する配信プラットフォームや、意思を持った電子生命体、高次元ヴァーチャル空間など、まるで「SF」のような、「近未来」な描写が数多く見られました。
しかし、この3年間で、特に最後の1年はコロナ禍による情勢の変化で、動画配信における技術やプラットフォームは格段に進化。個人やYoutuber・Vtuberだけでなく、一般企業や個人店、そして行政や官公庁までもが動画配信による情報発信が一般化し、それこそアイドルやアーティストのライブ配信が急速に定着したほどに、「現実がプリ☆チャンに追いついてしまった」のです。
現に、もはや必ず配信も併せて行うようになったプリティーライブの様子は、それこそ「プリ☆チャンのある日常」そのものになったんですから。
さすれば、次に持ってくるテーマが「魔法」なのも自然な流れだと思うんです。
プリティーシリーズは常に「夢」を追い続けるもの。「近未来のテクノロジー」が実現し、「日常」となった今において、そこから生まれる「新たな夢」は何か。というと、やはり「非日常」かと。そして非日常の最もたる要素こそ「魔法」。非日常ができないこんなご時世だからこそ、子供たちに「非日常」という「夢」を見せてあげたいのでしょう。

「できない」を「できる」にする。それでこそプリティーシリーズだ!と私は確信しましたね。

筐体の方はやっと遂に完全新規のものに。ボタンは左右に1つずつ。そしてタッチパネル搭載なほか、画面下に差し込んだカードをタッチするアクションもあり、なかなか遊び応えあるものになっていますね。でも手袋必須かな(
今回排出されるカードは「プリマジカード」というホロの入ったクリアカードにオンデマンド印刷が施されるというこれまた豪華なカード。キラチケもだいぶ凄いなと思いましたが、また更に進化するとは…!ただここまで行くとクレジットがどうなるかですね。競合相手の「アイカツプラネット!」や同じT2Aの「ポケモンメザスタ」がそうであるように、最近はどのアイテム排出系アケゲーも排出自体は200円が基本になりつつあるので…
プリ☆チャンの会員証となにか連動する機能があるようで、PVを見るにおそらくマイキャラ規格も同じで、そのまま引き継げるのでしょうかね。あとはコーデの互換性ですね…プリマジカードはQRの位置が左下から右下に移ってるので、タッチパネルの兼ね合いを考えると画面下のスキャナーはおそらくプリマジカード専用でしょう。マルチスキャナーはあるので、そこでどれだけ対応できるのかがミソですね。プリチャン規格のプリチケのみなのか、3DSやデザインパレット、プリパラ規格プリチケも使えるのかどうか…

アニメの方は、総監督にこれまで数多の女児アニの監督を務めてきた佐藤順一氏を起用し、監督には初代「オーロラドリーム」からずっと、プリティーシリーズ各話の絵コンテ・演出を手掛けた小林浩輔氏が、メインライターには「レインボーライブ」のメインライターを始め、同じくプリティーシリーズの脚本に多く参加していた坪田文氏が務めるという、あらゆる意味で盤石なメインスタッフが出揃いました。

i-voce.jp

こちらの記事で坪田女史が意気込みを語っていましたが、内容を見る感じだと、スポ根あり笑いあり涙ありの、「プリティーリズム」に近い、さしずめ「原点回帰」なシナリオになっていくのかな…という印象でした。
カタルシス」こそプリティーシリーズすべてに通ずる根幹だと思ってるので、こう、なんだ、どんなにつらい展開があろうとも、私は信じます。
プリティーシリーズを信じろ(

 

 

春音あいら、上葉みあ、彩瀬なる、真中らぁら、夢川ゆい、桃山みらい、そして、陽比野まつり。
記念すべき10周年記念タイトルの主人公は、こちらも「プリズム」に相応しく「7番目※」。
10周年を越え、次なる10年へ新たに羽ばたくプリティーシリーズ。
この10月、プリティー第4世代「プリマジ」が、みんなを魔法の世界へ誘う!

※「キンプリ」の一条シンは展開の時期的に何番目にぶっ込むべきなのか分からないので今回は除外…でも「8番目」でもそれはそれでキンプリらしい?