小田セン。

好きなものは、好きなままでいられるように。

アイドルタイムプリパラ10話「助っ人アイドル始めたっす!」感想

虹色にの。

スポーツ大好きで、アツい物には興味が深く、そしてパン派。

アイドルはスポーツじゃないので拒否し続けてきた彼女が、遂にアイドルデビューする事になりました。そのきっかけになったのは、ある人の存在でした…

 

・ニノ=ダグラス=ニジイロ

パパラ宿の町おこしで、お祭りをすることになりました。メインイベントは町内のお店を会場にしたゲーム大会。アツいゲームならばとにのは参加します。

一方、屋台は出店自由との事なので、ゆいとらぁらはプリパラのアンテナショップを出店し、デビューする子を勧誘しようとします。しかし実質おにぎり屋と化してる上に勧誘も上手くいかず、結局にのに絞る方向へ。

一方のにの。数々のゲームに勝利し次に選んだのは競技カルタ。ここでもサクッと勝利…と思いきや、謎の虚無僧がにのの進撃を阻みます。

謎の虚無僧の正体は、パラ宿を離れ放浪の旅を続けていたアイドル、東堂シオンでした。思わぬ強敵の出現に、にのはいつになく闘争心を燃やしますが、シオンの反応の早さに敗北を喫するのでした…

そして大会はクライマックス、シューティングゲームへ。ペイント弾によるサバゲーという町内会のお祭りにしてはかなりガチな戦い。詩子に至っては拡散バズーカを用いたりと激しい戦いの中、にのは次々と敵を倒し優勝を目指します。そんな戦場にゆいとらぁらも参戦。私たちが勝ったらアイドルになって貰うよとにのを襲撃しますが、返り討ちで撃沈(

その時、ゆいとらぁらの前にまたしてもミミ子と風紀委員が現れます。2人にマイクを投げ渡し、アイドルならばそのマイクを地面に置くことは出来ないよな?とネタがかなり古い誘導尋問でらぁらを追い詰めます。ゆいに至っては「マイク職人のジャクソンと息子のダグラス」というぶっ飛んだ妄想をする始末。

そこにダグラス、じゃなくてにのが多対二はフェアじゃないと加勢に入り、煙幕で風紀委員の視界を奪います。しかし耳が利くミミ子は聴覚だけで敵の位置を察知。らぁらを一撃で仕留め、続けてにのを狙い撃ちます。ピンチ!

その時、ゆいがにのを庇いミミ子の一撃を受けたのです。仲間を護り倒れるゆい。その一部始終を見たダグラス、もといにのは、凄くアツいと猛烈に感動するのでした。命を賭して散った(いや死んでないけど)ゆいに報いるべく再び闘争心が燃え上がったにのは、詩子のバズーカで風紀委員チームを撃退。これにより、にのが優勝を勝ち取りました。

戦い終わって、にのは思いました。シオンにらぁらにゆい…そこまでしてアツくなれる「アイドル」とはいったい何なのか…それを知りたくなったにのは、遂にプリパラに行く事を決めました。

プリパラへINしたにのを待っていたのは、卵を持ったプニコン。その卵をにのに投げつけると、ちっちゃなネズミが生まれ、すぐさまにのに懐くのでした。名前はせりこ…ではなくチュッペ。アイドルタイムもすぐ貯まったので、チュッペをマネージャーに迎えライブもする事に。そしていざライブをしてにのは気づきます。ライブとは全身運動…心も身体もアツくなると!

アイドルもまた良いアツい物だと知ったにのは、アイドルをやるのを認めました。これでパパラ宿の新人アイドルは2人。なんとかギリギリ大会開催の目途が立ちました。ところが…大会当日、にのはソフトボールの助っ人の予定を入れていたのでした。

一難去ってまた一難。果たして大会は無事開催されるのだろうか…

 

・レッツゲーム!ワッチャネーム!? 

8話での一件以来、アイドルもまたアツい物である事は認めていたダグラスにの。しかし、それでもなお「スポーツではない」という理由から、未だにアイドルになる事は拒んでいました。

そんなにのがアイドルに興味を示すきっかけになったのが、まさかのシオンでした。思えば、シオンは囲碁スペシャリスト。にのと同じ「勝負師」でありながら、「プリパラアイドル」でもある彼女の存在は、にののPRIDEを真っ二つにするには十二分でした。 バーニングソードブレイカー! ウワァァァァァァァァ!

シオンはアイドルになっても勝負師であり続けていました。アイドルだからといってこれまでの自分を捨てる事はない。むしろ囲碁で培った精神とセンスで急速にアイドルとして成長していってました。

どんな人間でも、持ち前のスキルや趣向を巧く活かせばアイドルになれる…それがプリパラ。にののブランド「ネオンドロップ」のイメージがコンピュータゲームである一方で、纏うコーデが野球モチーフだったのも、アスリートであるにののアイデンティティを存分に活かした結果なのでしょう。アイドル魂もアスリート魂も囲碁魂も根は同じなのだ…

そして「越えたい相手(シオン)が出来た」というのも、シオンがプリパラに行くきっかけだった「囲碁の次はアイドルで頂点を掴む」に通ずる物がありますね。

キャラメイクの視点でみると、ゆいはらぁらの系譜として描かれてるフシがありますが、それならば、さしずめにのはシオンの系譜、という事なのでしょうか。そうなるとみちるは…と色々と想像が出来ますが、果たして。