小田セン。

好きなものは、好きなままでいられるように。

ツイ廃を「卒業」する時が来たのだ※4/6加筆

形あるものは滅びる。

同じものは永遠ではない。

常々そう覚悟はしていたけど、突然の訪れはいざとなると動揺を隠せない。

 

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イーロン体制になってからというもの、ドンドンと「変革」が続くTwitter

その波は遂にAPIという日本人ツイ廃なら馴染み深い領域にまで迫ってきた。

 

 

 

APIの有料化。それが意味するのは、ほぼ個人の有志で開発していた「Twitter非公式クライアント」の死である。

おそらくTwitter本部としては、有料化は無料APIで怪しい事やってはサーバー圧迫してる輩を排除したいという意図なのだろう。だがそれが、特に怪しい訳でない日本人ツイッタラーを巻き込んでしまう形となった。

一応新しい無料APIもあるが、こちらはツイートする場合1500/月という制限がある。
つまり仮に非公式クライアントが新無料APIで延命されても、そのユーザーの大多数である「ツイ廃」にとっては死活問題となる。

じゃあ有料化すれば…ともなるが、月100ドルは個人がやるには負担がデカい。

こうして非公式クライアントだけでなく、個人がAPIを利用して配布していたサービスは立て続けにサ終を選択するに至った。

 

Twitterはいったいどこへ向かおうとしてるのか。
いや、もう向かってるのかもしれない…というのも、ひさびさに公式からTwitterを見て分かった。

結論から言えば、Twitterが目指してるのは、「一般のメディア」である。

今日日、Twitterの公式は、従来のタイムラインだけでなく、「おすすめ」という形で日時問わず、フォローしているユーザーのエンゲージメントが高いツイートや、広告ツイート、フォローしてる人がフォローしてる人のツイート…などなど、関連性を元にした様々なツイートが羅列されている。

もちろんそれはだいぶ以前からそうであったが、イーロン体制以前は、それこそ政治的なトレンドを含ませたを意図的に流すようアルゴリズムされていた。
イーロンはそれを排除した…のだが、どうやら、イーロンが毛嫌いしていたのは政治的意図だけであり、広告や関連性、バズリ等は従来通りジャンジャンやって欲しいスタンスだったのだ。
イーロンだって経営者である。ビジネスに繋がらなければサービスなどやってる意味が無いという事なのだろう。

 

ところでだが、女性のファッションには「渋谷系」と「原宿系」の2極があるのをご存じだろうか。
渋谷系は、常に流行を発信し、そしてそれに追従していく。まさに今のTwitterそのものだ。
一方で原宿系は、流行に流されず、自分のしたいファッションを誇示し続けるスタンスだ。かつてのTwitterは、むしろオタクや知識層のような、それこそ原宿系がこぞって利用していた記憶がある。そしてツイ廃も…

つまりは、だ。今のTwitterが、バズリを誘発し、ビジネスの場としてを求めているのだとしたら、それはもう、流行を発信する渋谷系のメディアであり、それは即ちTVや新聞のような「マスメディア」でもあり、そして、Yahoo!のトップページや、YouTubeのトップページのように、トップ記事が羅列される「一般のメディア」なのだ。

だとすれば、最早日頃駄文を呟くようなツイ廃は埋もれていくだけだし、流行に乗らないオタクな人間達は、ますますTwitterにいる意味が無くなってしまう。

 

…まぁここまで言っておいてはなんだが、それは個人的には別にどうでもいいのだ。埋もれたところで、ツイートする事は変わらない。

しかし、非公式クライアントが終わるとなると、遂に公式クライアントと真剣に付き合わなければいけない。

そしてそれにおいて一番死活なのが、「実況」だ。

SobaCha/MateChaは、TL並びがシンプルな時系列順であり、かつツイートもクイックに行えるため、実況に適していた。

だがスマホの公式だと、ツイートするにはまず1回タップしてそこから「ツイート」をタップしてようやく文字を打てると、非常にテンポが悪い。

更に公式のタイムラインはツリー化されてるツイートは一括に纏められているため、後から見る分には見やすいが、実況TLを追っかけるには不向き過ぎるのだ。

これではこれまでのような実況はとてもじゃないが出来ない。実況頻度も低くなるだろう…だが、非公式クライアントを見れば気づくと思うが、今や大多数のユーザーが公式を使っている。それこそ非公式を好んで使うのは今やよっぽどのツイ廃か何かなのだ。

最早非公式を使う方が少数派になっている…そう感じている。なんだかんだ言って、みんな「適応」してしまってるのだ。公式に。

 

一方で、こうも公式のTLがゴチャゴチャしていると、気になる人のツイートがTLに流れない、もしくは見逃す、あるいは取得漏れを起こす事もある。

そうしない為にも、今後リスト機能はより重要になる。自分はあらかじめジャンルごとにリストを用意していたのが幸いした。これで特定のジャンルの人だけ、時系列で見れるし、もしある人のツイートが気になったらそこから…

…と思った時にふと気づいてしまった。その運用方法は、最早、Twitterが出る前の時代、ブックマークにあらゆる個人サイトをまとめ、そして日々巡回するのと変わりないのでは…と。

 

…もはや公式のTLがゴチャゴチャになっていた時点で、命運は決まっていたのかもしれない。ただ、非公式クライアントが、「10年以上前のかつてのTwitter」を延命させていただけで。それが終わる事で、Twitterは本当の意味で変わっていく。

そして私のTwitterの運用も変わっていく…というか数年前から、公式垢以外はフォローしなくなってきてたし、キナ臭くなったフォロワーをこちらから切った事も多々あった。実況以外のツイートはだいぶ減った。

ある種、今回の変革は自分にとっても最後のひと押しになった気がする。

 

そういう意味では、イーロン氏に敬意を表そう。

 

これでツイ廃を「卒業」することができるのを。

 

 

 

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…ここ最近は全く新作を上げてないものの、一応ニコニコとYouTubeの公開ページをここに貼りつけておく。

もしTwitterがダメになった時とかを考慮して。

このブログも、これを機にまた色々書いてみましょうかね…

 

※4/6追記

4月6日、遂にSobaCha/MateChaが凍結を以てサービス終了となりました。
2か月たって遂に…開発のわかめそば氏も散々向こうに振り回されたでしょう。お疲れさまでした。

…としみじみ追記する程度で終わらせるつもりでしたが、一つだけ。

 

数日前、あるツイートが目に留まりました。

現在のTwitterアルゴリズムがどういう形で成り立っているのか…というのを解説する漫画なのですが、個人的に気になったのは、

 

・見る分には滅茶苦茶に便利である事

・初動で多くの人に見られればバズれる

・Blueに課金してればその確率が更に上がる

 

…この3点で、やはり…と思いました。

Twitterで注目を集めたいならば、初動で大バズリする「センス」か、確実に注目度を上げられる「財力」が求められる。

というのが明確になった訳です。つまりどちらも持ちえない雑魚は埋もれるのみです。

そしてふと気づいてしまいました。

イーロンのやってる事って、「プリパラ」2期のセレパラ革命では?

よくよく考えれば、Twitter民がイーロンをやたら持ち上げて、んで最終的にイーロンがTwitterを手中に収めて、そしてこのザマな訳ですよ。でも大多数のツイッタラーは何とも思ってない。
そしてそれは、民衆がやたら紫京院ひびきを持ち上げた末に、パラ宿プリパラの全権を乗っ取って、「天才」か「セレブ」しかステージに上がれないプリパラに作り変えたけど、不満なのはみれぃ達一部のアイドルだけ…という構図と似ていませんか?と。

結局、我々は「一部のアイドル」の側なんですねと…

 

こういう時のように、フィクションに触れておくとなにか腑に落ちる時があるんですよね。我々はイーロン体制からふるい落とされた側だというのが良く分かりました。

だったら進むべき道は一つです。「努力」で再起しましょうや。

インターネットは広い。Twitterでバズれなくても、我々にはいくらでも輝ける場所はある。ニコニコとか。ニコニコとか…「ニコニコしかねぇんか?」「うるせぇやっぱ行き着くとこはそこしか思い浮かばん!純国産だし!」

そこでひたすら磨きましょう。そして、外から1人でも我々の存在に気づけばこっちのモノ。努力で未来をビューティフォーするんだよ!(